SSブログ

横浜トリエンナーレ2005 [行きました♪(美術館・博物館等)]

前日のANTHEMのライブの興奮も冷めやらぬまま、翌28日、
せっかく東京まで来たんだし~と横浜で行われている現代美術の祭典
「横浜トリエンナーレ2005~アートサーカス 日常からの跳躍~」に行ってきました!


と張り切って宣言したけれど、
午前中、うだうだしていて実際に渋谷を東横線で出発したのは13時。
という訳で会場に着いたのは14時頃でしたでしょうか。
でも、平日の昼間だと言うのに結構、人はいましたね。
年齢層も幅広く、アートな感じの若者もいれば、
子どもづれのお母さん、年配のご夫婦までいろんな方が来られていました。

入り口のゲートからメイン会場までは歩いて10分位とのこと。
送迎バスも出ていましたが、
せっかくのお天気なので港の景色を見ながら歩くことにしました。
さわやかな海風に吹かれ・・・と思ったら、
倉庫街の横なのでいろんな品物の臭いがきつくて(特ににタイヤのゴムの臭い)
鼻が敏感な私にはちょっと苦行でしたわ(泣)

(入り口からメイン会場までの道を彩っていたこれも出展作品
 「海辺の16,150の光彩」 ダニエル・ビュラン )

そうそう、話はそれますけれど、
東京に来て思ったけれど、日がかげるのが関西より早いですね・・・。
朝はよい太陽が出ていたけれど、お昼を過ぎるともう夕方が近づいている感じ。
関西で言うと3時過ぎの太陽です。

(これが会場となっている港の倉庫。時間は16時過ぎだったかな)

で、すっかり前置きが長くなっていますが
ここで正直に告白してしまうと(と言うより既にお気づきかと思いますが)
私、特に現代美術に興味がある訳ではなく、
と言うより実際にはよくわからない、と言った方がよいくらいの人なんですが、
人が何かを「表現する」ということには興味があるんですね。
だから、なんだかよくわからないけれど一大イベントみたいだし、
せっかくの機会なので散歩がてらのぞいてみよう、という感じで出かけました。

という訳で、ただでさえよくわからないであろうものを観に行くのに
へんな先入観があってはよくないかなと思って、
あえてイベントのちらし、解説の類のものは見ないようにして作品に向かうことにしました。

で、そんな私が実際に行った感想は・・・。

「現代アートってなんでもありなんや・・・」です。

また美術に不勉強な私の感想なので、まちがっているかもしれませんが、
作品が、その作品だけで完結しているのではなく、
観に来た人とのコミュニケーションと言うかやり取りがあって初めて
成立するもののように感じました。
うまく説明できないのですが、
例えば、美術館などでゴッホでもルノアールでも有名な人の
絵なり彫刻なりを観るときには、
作品は作品として作り手の中で完結していて、
あとは見る人がどうとでも解釈してください・・・というか
その作品の背景をいろいろ推察するところにおもしろさがある・・・というか、
「作り手」と「観る人」という区切りがはっきりあると思うのですが、
今回展示されているような作品は「作り手」と「受け手」の境界が曖昧と言いましょうか、
「受け手」が存在してはじめて作品が完成する、
そういうように受け取れました。

そんな私が今回のイベントで展示されている作品を「理解」しているかというと
やっぱりさっぱりなんだと思うのですが、
作り手のパワーは感じられるものはいくつかあったし、
難しいことはわからないけれど単純に「おもしろい」と感じられるものもあったし、
「へ~こういうのってありなんや」と感心させられるものもあったし、
全体としてはとても興味深いイベントで行ってよかったと思いました。

後で、イベントのちらしを見てみたら
「静的な美術鑑賞の場としての展覧会ではなく、作品も時間の経過、
人や場との関わりから刻々と変化し、動き続ける展覧会を目差しています」と
書いてありました。
私の感想もあながち的外れではない・・・かな。

12月18日(日)まで横浜は山下埠頭の特設会場で行われていますので、
興味のおありの方はぜひ♪
って、私のこんな記事だけじゃ興味なんてそそられませんよね・・・。
えと、詳しくは↓のオフィシャルHPでどうぞ☆
http://www.yokohama2005.jp

そうそう、余談ですが、17時過ぎには外はすっかり暮れていて
横浜の夜景がたいそうきれいでした☆
デートにもいいかもしれませんよん。

(17時過ぎの横浜の夜景・・・を撮ろうとして失敗した写真)

(私信)
無理矢理一緒につきあわせてしまった、
うちのバンドのベースのMちゃん、ごめんね~&ありがと~☆

【横浜トリエンナーレなチョコ】

&ビター 焦がしキャラメル(森永)
おいしんだかおいしくないんだかよくわからない味・・・。
森永さん、ごめんね。

チョコ☆ジャン連盟 連動記事第2弾です♪


nice!(3)  コメント(6)  トラックバック(2) 

nice! 3

コメント 6

masa63

> 現代アートってなんでもありなんや・・・
そうなんですよ~、現代美術はなんでもアリなんですよね。(笑)
だから「何、これ??」というものばかりだったでしょ??
それらを「観る」のではなく、感覚で「感じる」ことが大事なんです。
by masa63 (2005-11-30 23:31) 

りでぃあ

>tanamasa63さん、いつもありがとうございます♪
なるほど~現代美術は「観る」のではなく「感じる」のですね。
会場にいた子どもたちは、こむずかしいこと考えずに
素直に楽しんでいるようで、なんだかある意味うらやましかったです。
あ、「なんでもあり」なら私にもできるのか・・・ふふふ。
by りでぃあ (2005-12-01 00:19) 

僕も先月行きました。また来週の火曜日にも行きます。
「右回転右回転右回転・・・・」「左回転左回転左回転・・・・」が頭にこびりついて離れません。
by (2005-12-01 22:30) 

りでぃあ

>gackさん、コメント&nice! ありがとうございます♪

う、「右回転右回転・・・」「左回転左回転・・・」思い出してしまいました。
私も頭の中で呪文が始まってしまったよ~(><)
あ、ちなみに私は「百均絵画」がおもしろかったです♪
by りでぃあ (2005-12-01 22:37) 

yubeshi

現代美術は…私もある時期は入り込んでいましたが、今はついて行けません。
でも、りでぃあさんの「作り手」と「受け手」の捉え方はすごく本質的な所を突いているとおもいますよ。ただ、現代美術は必ずしも「制作=表現」でないところが難しいんですよね。美術の歴史を知ってて初めて分かる作品とかもありますし。美術史的な位置付けとか言って、美術の中で完結しすぎてる事がありますから。
でも、こういう展覧会を観るっていう行為は美術を開かれたものにする素晴らしい事だと思いますよ。
(何だか、最近はりでぃあさんのところが居心地良くて長文コメント連発になってしまいます。ウザったかったらスルーしてもいいですよ)
by yubeshi (2005-12-02 23:49) 

りでぃあ

>yubeshiさん、コメント&nice! ありがとうございます♪

>現代美術は必ずしも「制作=表現」ではないのですか・・・。
美術にしろ音楽にしろ何かを「つくる」ということは
すなわち「表現」することだと思っていました。
それは「制作」するという「行為」そのものに意味を見出すということなのかな。
う~ん、ちょっと難しいです・・・。
私は、美術も音楽も感覚的にしか捉えられてないと思うのですが、
美術史なり、その作品のバックにあるものを知ると
また違った楽しみ方ができるのかもしれませんね。
また、いろいろ教えてください。

あ、私のとこが居心地よいだなんて言っていただけて嬉しいです。
長文コメント、大・大歓迎ですよ♪
え~とご覧のとおり、私の方こそ長文大好きな人ですので(笑)
と言うより、私の文章、回りくどいし長いし・・・で読みにくいでしょ?(汗)
by りでぃあ (2005-12-03 01:06) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 2

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。