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no-man【schoolyard ghosts】 [Steven Wilson]

ここ数日のあまりの目のかゆさに耐えきれず、今日は、眼科に行ってきました。なんでも今年は、埃・塵が多いとのこと。く〜っ、なんてこったよ。あ〜繊細な私ってたいへん(笑)。で、なにはともあれ、眼科で出してもらった目薬が速攻効いてきて随分と楽になりました。やれやれ。

さて、今日ご紹介するのは、Porcupine TreeでおなじみのSteven Wilsonの別プロジェクト、no-manの新譜です。

Schoolyard Ghosts

Schoolyard Ghosts

  • アーティスト: No Man
  • 出版社/メーカー: Snapper UK
  • 発売日: 2008/06/10
  • メディア: CD


no-manは、Stevenと同じくイギリス人ミュージシャン、Tim Bownessと2人のユニット。Timがボーカルを取り、Stevenがサウンド面を担当しているようです。毎回、多彩なゲストを迎え、これまで5枚のアルバム(+その他、諸々)を発表していて、今回、取り上げるのが、約5年振りに出た6枚目のアルバムです。

Porcupine Treeを先に知って、その流れでno-manにたどりつくと、「あれ、Stevenは歌ってないの?」って思うのではないでしょうか。でも、実際に音を聴いてみると、そんな考えは一気に吹き飛んでしまいます。Tim Bownessの声、やさしくささやくような歌い方、とてもいいんです。少なくとも、このユニットのサウンドにはぴったりと合っていて、Stevenが歌ったのではこうはいかないだろうなぁと思います。(と、こんな説明の仕方ってよいのかしら??)

カテゴライズ不能のStevenの音楽ではありますが、あえて説明のために言葉を選ぶとすれば、no-manは「アンビエント系のエレクトロニック・ポップ」ということになるのかなぁ。でも、彼らのサウンドを言葉で表すとすれば、自身のMy Spaceで使っている「Beautiful songs you should know.」。これが一番、しっくりきますね。そして、やっぱり英国的。

目を閉じて、じっと聴くと静かに心にしみわたる曲の数々。Porcupine Treeとは若干(うん、若干だな)タイプは異なるものの、まさしく独特の浮遊感をもったスティーブンの音世界が繰り広げられています。様々な楽器が特別自己主張する訳ではなく、しかしそれぞれの個性を生かしながら、緻密に絡み合ったサウンドなんです。それが、とても心地よく響きます。

これは、今、発売中のBurrn!誌、Young Guitar誌(共に’08年7月号)に掲載されているStevenのインタビュー(注)からもわかるように音楽を人間が奏でることに重きをおく、彼ならではのものでしょうね。

ただただ、ひたすらに美しいです。

opethやDream TheaterつながりでSteven Wilsonを知ったという方には、no-manのサウンドは、ちょっととっつきにくいかもしれません。まったくMetal的な要素はありません。でも、美しいメロディとサウンドが好きという方、英国的な音の好きな方、ぜひ一度、聴いてみてください。個人的には、opethとは「空気感」は共通するものがあると思うんだけど、いかがでしょう?

私自身がPorcupine Treeの流れでno-manにたどり着いたものだから、そちらからの視点で書かせていただきました。Timのファンの方、Metal流れの書き方に違和感を感じられた方、いらしたら、どうぞお許しくださいませ。


試聴は、My Spaceよりどうぞ!↓
http://www.myspace.com/nomanuk

くもりの日、静かな夜にお試しになることをおすすめします。


(注)B!誌、YG誌のインタビューは、no-manに関するものではなく、Porcupine Treeの紙ジャケット盤発売に関するものですが、Stevenの音作りに対する姿勢が垣間みれるとっても興味深い内容です。こちらもあわせてご一読を♪

(追伸)
Steven WIlson 、no-manのことをもっと知りたい方は、オフィシャル・サイトはもとより、日本語で一番充実した情報を収拾、発信してくださっている、swjpboさんのサイトもご覧ください。
http://steven-wilson-jpbo.seesaa.net/
(と、勝手にご紹介しちゃってすいません〜)





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TBM

おぉっと、こんなのも出てるんですか。
知らなかったです。
この前、「We Lost The Skyline」は買ったんですが...
こちらもぜひ聴いてみたいと思います!
by TBM (2008-06-24 22:37) 

りでぃあ

>TBMさん。
コメント&nice!ありがとうございます。
はい、こんなのも出てるんですよ〜♪
TBMさんもきっと気に入ってくださると思いますので、ぜひぜひお試しください!
ただ、PTに比べると、まだまだ手に入れにくいようなんですよね〜(少なくとも私は店頭で見かけたことないのです/涙)。でも、ネットなら大丈夫かな。聴かれた暁にはぜひ感想もお聞かせくださいね☆
あ、「We Lost The Skyline」お聴きになられましたか!とてもよいライブ盤ですよね〜。私も気に入ってよく聴いてます。
by りでぃあ (2008-06-26 22:50) 

KAKEHASHI

興味を惹かれ、My Spaceに飛びました。
今、私が聴いている雨降りの深夜に相応しい空気感…。
なんだかすごく、いいですね。
PORCUPINE TREEの私のFavorite Tune、
“The Start Of Something Beautiful”に、
音楽性も、タイトルも、通じるものがあるように感じました。
ちょっと疲れ気味の今日この頃、癒されました。
明日からも、頑張ります。ありがとうございました。
by KAKEHASHI (2008-06-29 23:21) 

りでぃあ

>KAKEHASHIさん。
コメント、ありがとうございます!
no-manに興味を持ってくださって、とても嬉しいです。そうなんです、なんだかすごくいいでしょ?
日頃、もっと激しい音楽を好んで聴いているけれど、やっぱり静かに癒されたいときもある訳で・・・。私もそんな時、特に一日の終わりの時間に好んで聴いています。
そのときの自分にあわせて、癒されたり励まされたり気合い入れてもらったり、ほんと音楽っていいですよね。
KAKEHASHIさんにはお忙しい毎日のご様子。不安定な気候が余計にこたえますよね・・・。どうぞくれぐれも無理なさらないようにしてくださいね。

by りでぃあ (2008-06-30 00:15) 

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